☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!
ライバル登場?!
──────────‥
ピピピピピ...
「‥‥‥ん」
目覚ましの音によって目を開く。
まだ辺りは真っ暗で、とてもじゃないけど朝とは言えない時間。
あたし間違えてセットしちゃったのか。
あ〜あ。
せっかく気持ちよく寝てたのに。
‥‥ってあれ?
そういえば隣で寝てるはずの慶太が居ない。
起き上がってまだ完全に開かない目で部屋を見渡す。
「あ、起こしちゃった?」
暗闇の中で慶太の声がする。
「何やってるの?」
こんな時間に起きるなんて。
どうしたんだろう。
「仕事いく準備してんだよ。」
「こんな朝早くから?」
「そう。」
そっか。
慶太はスーパーアイドルなんだった。
「‥眠くないの?」
「眠いに決まってんだろ。」
やっぱり。
あたしだったら絶対起きれないもん。
「でもファンのみんなが俺らを待ってるから。」
「‥‥‥‥ふーん」
‥‥なに格好つけちゃってんの。
全然かっこよくないし。