☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!




「大和と付き合うくらいなら死んだほうがましっ!」


「お前そこまで言うか?!」


「うん」


「‥こーのーやーろー」


「いやだっ、来ないでーっ!!」


追いかけてくる大和から逃げるあたし。


端から見れば小学生がじゃれあっている感じ。


大和とは昔っからこうだからな。

今さら付き合うとか考えられない。


確かに顔はかっこいいと思うけどね。



「捕まえたっ」


「きゃっ」



人気のない非常階段についた時に、大和があたしを後ろから抱きしめた。


「や、大和‥?」


「‥‥もういーや」


「‥‥え?」



大和はそう呟くとあたしから離れて、来た道を引き返して行った。



‥なんだ?あいつ。

意味分かんない。


やっと負けを認めたのか?


ま、いっか。
あたしも教室戻ろうっと。

< 45 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop