☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!
用が終わったあたしは寝ようとくるりと回転する。
「あ、待って」
今度はそれを慶太が呼び止めた。
「ん、なに?」
またくるりと回転して、慶太の方を向く。
すると慶太はあたしにどんどん近づいてきた。
「ちょ、慶太‥?」
身長が高い慶太。
あたしはそれを下から見上げる。
「‥その顔誘ってんの?」
くいっとあたしの顎を持ち上げて、耳元で囁く。
「‥誘ってないっ」
近すぎて恥ずかしい。
しかもこんな綺麗な顔、直視できないよ‥。
「‥くそ可愛い。壊したいくらい可愛い」
「へっ?!」
"壊したいくらい可愛い"
ってどういうこと‥?
てか!
「か、かかかかわいい?!」
慶太があたしをかわいいって言った?!
急になにっ?!