☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!




用が終わったあたしは寝ようとくるりと回転する。


「あ、待って」


今度はそれを慶太が呼び止めた。


「ん、なに?」


またくるりと回転して、慶太の方を向く。


すると慶太はあたしにどんどん近づいてきた。


「ちょ、慶太‥?」


身長が高い慶太。
あたしはそれを下から見上げる。


「‥その顔誘ってんの?」


くいっとあたしの顎を持ち上げて、耳元で囁く。


「‥誘ってないっ」


近すぎて恥ずかしい。

しかもこんな綺麗な顔、直視できないよ‥。


「‥くそ可愛い。壊したいくらい可愛い」


「へっ?!」


"壊したいくらい可愛い"
ってどういうこと‥?



てか!


「か、かかかかわいい?!」



慶太があたしをかわいいって言った?!


急になにっ?!

< 75 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop