☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!
「ねぇねぇ、これとかどう?」
雛は小花柄のワンピースを体に当てて、そう聞いてきた。
「超かわいい!春先にいいかもね。雛、似合ってるよ〜っ。ねっ、やま──‥」
"アイツと話したらお仕置きだからな"
「あ‥」
危ない危ない。
お仕置きされるとこだった。
「ん、なに?それにしたの?」
「そう!どうかな?」
大和は雛を見て、頷いた。
「うん。いいんじゃね?」
「ほんとに?!じゃあこれにしよっかな〜」
大和に褒められた雛はすごく嬉しそう。
「‥‥‥」
いいなぁ。
恋って。
なんだか雛がキラキラして見える。
あたしもいつか、キラキラ出来るような恋できるかな‥?
なんて考えながらフラフラと店内を歩く。
‥あ。
これ超かわいい。
あたしはリボンのネックレスを手に取った。
あたし意外とこういうの好きなんだよね。
どうしよう。
買っちゃおうかな!