徐々に僕は君色に染まっていく
妙な思いを捨て、冷静になる
馬鹿馬鹿しい、こんな事考えるなんておかしいな

『どうかしてる』
どうかしてる。
心で呟いたはずが声になっていた
一人の教室で一人言って恥ずかしいな

ふと、カメラ本体に目を向ける
やっぱ、随分本格的なカメラだな
そんな事を考えてた時
ローマ字で名前がかかれてるキーホルダーを見つけた

『ささき・・・りゅうのすけ』
私はカメラを置き
全力で走りその場を後にした
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