徐々に僕は君色に染まっていく
不幸の日は清々しいくらい
晴天の日に嫌みにやってきた

「はる、新しいお母さんを連れてきたぞ」

父はいきなり満面の笑みでこう告げた

『え?どういう事?』

「はるちゃん。はじめまして。佐々木純子って言います。新しくはるちゃんのママになるんだ、よろしくね?」

彼女は人の良さそうな笑顔をして笑った
だけど、私は何故か嫌悪感に襲われた
子供ながらに直感で彼女が放つ威圧感を感じたからだ
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