REAL HOPE Ⅱ



そうボソリと呟いた私に、今度は意地悪な笑いじゃなくて




優しく骨格を上げた。





「安心しろ、


俺だって緊張してる」



レツは私の手を握ると、自分の胸へとそっとあてた




ドクドクいってる。

レツの心臓は、私と同じくらい高鳴っている




ビックリとしたように私はレツを見ると、目の前のこの男はまた優しく見つめ返してくれる


「好きな女とだと、こんなに緊張すんだな」



レツはゆっくりと私のTシャツをまくりあげた…


この部屋に響いているのはシーツが擦れる音と


私達二人の声だけ。







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