REAL HOPE Ⅱ



「いいか?」



そう優しく聞く目の前の男は、信じられないぐらいカッコイイ




「………うん」




私の前髪を少し分けるその大きな手が私は大好きだ。



その手を見るだけで

触れるだけで

握るだけで




安心する。




「…―ッい…」



「平気か?」




「………レツ」



平気という意味を込めて小さく彼の名前を呟く



レツと一つになりたい


レツだけの私でいたい。





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