REAL HOPE Ⅱ



腰はなんだか分からない浮くような感覚にピリピリと痛みがさす


眉を歪ます私にレツは言う




「大丈夫だ。俺だけを見ろ」



ちゅっと甘い音をたてると、レツはそのまま顔を私の首元へ埋める




チクッと何か電気が走った私の首にそっと手で触れてみる…



「なに?」



「しるし」



「しるし?」



「あぁ」



そこには赤い小さなツボミが舞い降りていた。




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