REAL HOPE Ⅱ



ハルマに聞いても、きっと“どっちも可愛いよ”ニコっとかするだろうし


ツカサなんてあてにならない。



こうなったらあれしかない!!



やっぱり血筋に聞くのが一番だ!!!



…………………



「ミーサキくんっ」



「んだよ。」



すっかり寒さも消えて、じめじめとした季節に変わってきた6月


新しい紺色のカーディガンに身を包む私。



「キモイんだけど」


ミサキは机に頬杖をつきながら、ニヤニヤする私をかったるそうな視線で見ている



「あのさっあのさっ!!」



「めんどい事ならお断り」



まだ何もいってないじゃん。




それにしても友達に対する態度が全くなってない





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