REAL HOPE Ⅱ



私は恥ずかしさのあまりレツの頭をぺシッと叩いた。




それにはさすがのレツもお目覚めらしく




「いてぇ」そんな短い声が聞こえてきた。



そしてギロっと鋭い視線…



寝起きのワルさマックス


低血圧マックス……




「あ、アズサさんが呼んでるよ?」


動揺しつつニコッと笑った私に、レツが入口へと視線を変えた。



扉の前では、まだニヤニヤしているお姉さま




「んだよ。」




さらにレツの低い声が響く





< 226 / 306 >

この作品をシェア

pagetop