REAL HOPE Ⅱ



さっきまでクスクス笑っていたハルマはいつのまにか黙って見ていて、小さな声で「あいつやっぱり」と呟くと、私に携帯かして?っと手を出すから

私はそこに乗っけた。




やっぱりって何が?

ハルマはツカサがアウトレット好きだって知ってたの?



その後、ハルマは少しだけ暴走の話しをするとピッと携帯を切った。



「ツカサも連れてきてあげればよかったねー」


あんなに来たかったなら、声かけてあげればよかった



反省しつつメットを被る私にハルマは



「そうだね」と言ってかけられたエンジン



だから私は気がつかなかった。



“まぁこれで確信しちゃったけど”



バリバリというエンジン音で消されたこのハルマの声に……………







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