REAL HOPE Ⅱ



夜だと言ってもさすが夏、暑い空気が漂っている倉庫内




おまけにいつもよりメンバーが多いせいか、もわっとした空気が私に届いてきた。



私の少し前を歩くレツ



カッコイイ



凄くカッコイイ。



これだけの人達が彼を見ている



レツのたくましい背中を、




“五代目風神”と刻まれた



この広く堂々とした背中を。






そして彼は呼ぶんだ




「ジュン」






甘い声で私の名前を。







< 259 / 306 >

この作品をシェア

pagetop