REAL HOPE Ⅱ
「ツーカーサー」私が叫んでみるけれど
色々な爆音のせいで、聞こえてはいないだろう
「お前ら何やってんの?」
近付いて来たツカサはメットを取る。髪の毛はいつもと違ってペチャンコだ。
「遊びに来てやったんだよ」
私が偉そうに言うと、
「頼んでねーよ」
ツカサは嬉しそうに笑った。
だから…そんなツカサは、きっとマゾなんだと思う
ツカサの後ろからは、あの勇敢なお兄さんも付いてきていて
レツとハルマに頭を下げると、私へニコッと笑った。
「ジュンさん初めまして。挨拶が遅れました、菅野(スガノ)と申します」