REAL HOPE Ⅱ
金髪くんが買ってきてくれた雑誌があと少しで読み終わる…そんな時だった
ピリリリリリッ
まさしく買った時のままの設定なんだろう…ありきたりの着信音が流れる
きっとレツ、いや間違いなくレツの携帯だ。
案の定レツはポケットから携帯を取り出すと、耳に当てた。
今度彼の携帯の着信音設定を変えてあげようと思う……。
「あぁ、分かった」
ピッと携帯を切ったレツは立ち上がる、「リキトが来た」そう言いはなったのは私に対してじゃない。ハルマに対してだ
「ジュン、俺達は倉庫に戻る。お前はツカサに送ってもらえ」
「へ?え…あ!!」
私の返事を聞くひまもなく歩き出す二人に、車内で待っていて総ちゃんが車を発車させた。