REAL HOPE Ⅱ
マスクの裏側
「ジュン、こっち来い」
レツの甘い声にドキドキする
「……うん、」
レツがあまりにそっと触れる私の頬は、うっすらとピンク色
たまり場部屋で二人。そっと唇を重ねたあと、彼が小さく呟く
「甘めぇ」
しかめっ面をしたレツは私の唇を見つめていて、
「あ、チョコ」
その口の中には溶けきれていないチョコレート
レツの座るソファーの前に立っていた私を、レツは長い足で閉じ込める…
「…んっ………」
さらに深くなるキスに、私の頭はもうクラクラ