REAL HOPE Ⅱ
トントンとリズム良く階段を下りる私の後ろから、ガンガンと乱暴な音を立てて下りるツカサ
「ねぇツカサ」
「んー?」
「ハルマにキレイな彼女いる?」
「なんだお前、レツからハルマに乗り換える気か?てか何で綺麗な女限定なんだよ」
バカにしたようなツカサがポケットに手を突っ込んだ。
少し間を開けて「あいつ彼女いねーよ」
「え!!嘘だぁ!!」
最後の階段を下りた所で、ぐりんと後ろを向いた