REAL HOPE Ⅱ
それから24時間営業のファミレスに行って色んな事を話した。
実際、ハルマと二人っきりでこんな長い時間一緒にいるのは初めてで
楽しい話しをいっぱいしてくれるハルマの事を、少ししれた気がする
夜だから太るし何も食べないって言ったにも関わらず、ハルマが勝手にケーキを注文したけど
私の好きなチョコケーキだから、つい食べてしまったのは…まぁしょうがない
「じゃあ、おやすみ」
「うん。おやすみなさい」
もちろん紳士なハルマは私を家まで送ってくれる。
だから…もうプチ家出なんて出来なくて
「早くはいりなよっ」手を振りながら、なかなか家へ入ろうとしない私にハルマが笑いながら言う。
「じゃあ…今度こそおやすみ」
「おやすみ、」
月の光がハルマを照らす。
その瞳は優しげなのに…どこか悲しさを持っていた