僕の愛した生徒
翌朝
僕はいつも通りに時計のベルで目を覚まし、ベッドから体を起こした。
シャワーを浴びて体を目覚めさせ
湯気が立ち上る苦めのコーヒーを飲み干す。
スーツを着て
ネクタイ締めて、
鏡の前で最終チェック。
朝の支度を済ませた僕は家を後にした。
僕の運転する車は20分程で学校に到着。
遠くの方に見えた藤岡の姿。
突然、蘇る昨日の光景。
藤岡にしてしまったキス…
藤岡が誰かに話せば
僕の教員人生は…終わり。
僕の足が鉛のように重くなった。