僕の愛した生徒
静寂の夜
あの夜
君は震えていたね
僕は
君が何に怯えているのか
君が抱えた不安にも気づかずに
ただ
そんな君を
…愛おしいと思った
でも
君は僕の生徒
決して
越えてはいけない一線がある事を
僕は知っていた
それでも……
君に触れたかったんだ
今、思えば……
あの頃から
すでに
僕は君を
愛し始めていたのかも知れない
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