ひたなみ
オオナミコナミ
【私立に通う金は無し】
特に将来の希望も無い俺は親のその言葉に
『わかった、わかった』
と、うなずいた
そして受かった県立高校普通科
現在入学3ヶ月目
友人関係も実に良好…
『俊太郎ー』
『…』
では無かった。
青野人志
高校に入ってから知り合った【親友】
周りからはそう思われている
いや、確かに2時間前までは俺もそう思っていた
俺は青野をス~っと横切り西日のあたる靴箱から自分の靴を取り出す
『おーい』
『また足がデカくなったかな?サイズが合わない…』
『おいコラ無視すんなよ親友だろうが!』
『…あぁ、2時間前までな』
そう2時間前
こいつと俺が親友から知り合いレベル いや、赤の他人クラスに落ちたのは2時間前
良く言えば滅茶苦茶平和穏やかな普通の午後
悪く言えば
至極退屈
超絶平凡な
いつもと変わらぬ昼休みの出来事だった
『俊太郎ーおられる~!?』
『あーいるいる』
隣のクラスの青野は日常的に俺のクラスに出入りしている
毎回ながら元気ハツラツ
ムカつくぐらいの笑顔満開でお出ましだった
特に将来の希望も無い俺は親のその言葉に
『わかった、わかった』
と、うなずいた
そして受かった県立高校普通科
現在入学3ヶ月目
友人関係も実に良好…
『俊太郎ー』
『…』
では無かった。
青野人志
高校に入ってから知り合った【親友】
周りからはそう思われている
いや、確かに2時間前までは俺もそう思っていた
俺は青野をス~っと横切り西日のあたる靴箱から自分の靴を取り出す
『おーい』
『また足がデカくなったかな?サイズが合わない…』
『おいコラ無視すんなよ親友だろうが!』
『…あぁ、2時間前までな』
そう2時間前
こいつと俺が親友から知り合いレベル いや、赤の他人クラスに落ちたのは2時間前
良く言えば滅茶苦茶平和穏やかな普通の午後
悪く言えば
至極退屈
超絶平凡な
いつもと変わらぬ昼休みの出来事だった
『俊太郎ーおられる~!?』
『あーいるいる』
隣のクラスの青野は日常的に俺のクラスに出入りしている
毎回ながら元気ハツラツ
ムカつくぐらいの笑顔満開でお出ましだった