VOICE。



私のクラスの前で
あの人を見つけた。


そっと、廊下に出て、
気付かないふり。



…うわぁ
めっちゃ視線感じる。


これは、ヤバい。


私はこの時、どんな顔を
していたのかは分からない。

ただ、顔が熱かった。


この瞬間、
私はあの人を好きになった。


私の心の声がつぶやいた。



「ヤバい…落ちた」



作戦は―…

成功だった。


< 8 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop