これからも君だけ



だって部屋には私と彼との2人しかいない。



そしてこのドスのきいた声の持ち主が私じゃ無いんだとしたら




どう考えても彼しかいない。


いや、でも待って
こんな爽やかフェイスからこんなドスのきいた声が発せられるわけないよね、



うん、気のせいだ!
気のせいに違いない!



「あはははー」なんてそっぽを向いて笑う私に





「お前、変な奴なのか?」





再びそんな声が聞こえてくる。





「それともただのバカか?」




目の前には、どう見ても私に向かってそう言った湊君




ちょっと待って、

嘘だよね…




「さっきと全然違うんだけど…」




「なんだよ」




「あなた!さっきと全然キャラ違うじゃん!!」




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