好きになるだけで・・・
「なんか・・・大丈夫?緊張してんの?」

「え!緊張はしてないよ!入学式じゃないし・・・」

「そうじゃなくて・・・俺にだよ」

「はあ!してません!!」

「わかりやすい」

うわ~~むかつく~あの男!!

昨日はやさしそうだな~って思ったけど!
なんか!!二重人格!!

「むかつく~~」

「おちついて!嬉々!」
桜が私を止めた。

「ほら~席につけ!」

担任の先生が入ってきた。

「今日から!君達は高校生だ、だから授業もはじまる!気合をいれるように!」

「まず!今日の流れを言うから!きちんと聞いておくように!!」

担任の先生は熱血先生かな・・・なんて思っていたら・・・

「あ!藤宮はあとで職員室くるように」

「あ!はい」

私なんかした?
それとも昨日のあの格好かな・・・
制服きちんときればよかった。
今日は桜が「こんな格好ダメ!」といったのできちんときている。

「じゃ!解散!」

「嬉々!なんかした?」

「わかんない・・・」

「大丈夫だよ!」

「ありがとう桜!」

「うん」

私は職員室に向かった。
< 43 / 96 >

この作品をシェア

pagetop