好きになるだけで・・・
「どうだった?」
芽衣が私に聞いてきた。
「え?あ・・・なんか・・・制服のこと・・・」
「そっか!!」
私は芽衣に嘘をついてしまった。
桜はずっと私を見ていた。
「嬉々・・・ちょっと・・・」
桜は私を呼んで教室を出た。
「嬉々?お母さんのことで呼ばれたんでしょう?」
「え!」
なぜか桜は知っていた。
「なんで・・・知ってるの?」
「だって!嬉々はお母さん関係になると話さないもん」
「ごめん・・・」
「ううん・・・嬉々が話したくないならいいよ・・・」
「うん・・・」