紡ぐ詩
終わること
当たり前のことだった
あの子の顔や
学校までの道のりなんて
休みあけ、
友達と話す
「めんどくさい」とか
「きつい」の言葉
今でさえ、
思ってる
「ホントに、終わったの?」
実感なんて無い
また休みをあけたら
「おはよう」
そんな言葉が
聞こえてきそうで
でも、学校には
みんなの姿も声だって
思い出に
変わってしまった
じわじわと、
悲しみが滲み出る
「あぁ、終わったんだ」
現実を押しつけられる
涙を流すと、
今までの思い出すらを
流してしまいそう
必死にこらえても
何かを、
終えることは
とても苦しいこと
でも、
物事が終わることで
一歩進めることが
できるから
終わることは
必要なんだと思うよ