紡ぐ詩
グラジオラス







もがけば、
もがくほど。




それらは絡まって、
しがみついてくる。


はらっても
はらっても…



深みにはまって
闇は目の前に広がる。




言葉を馳せたって、
気持ちを吐き出しても…



その闇は払えない。





そして、いつしか…


その闇に捕らわれて
そこが、
居心地のいい場所だと
勘違いしてしまう。




はまってしまえば、
なかなか
抜け出すことは出来ない。



だから、
たゆまぬ努力が必要なんだ。



戦うんだ。



光を求めて。


たゆまぬ努力のもとに
闇を切り裂いて。




そして、
本来の自分を
取り戻すんだ。



君の中に眠る君。







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