干物女に一滴の雫を・・・
 「な・・・・ぎ・・・?」

 心が引き裂かれたように痛んだ。

 何年間も一緒に、剣道やってきた親友に裏切られ、

 その人と呼ばれ・・・・。

 それと同時にコーチが駆けつけてきて

 両親の死を伝えた。

 言葉が出なかった。親友も、両親も、剣道までも失い。

 そう。

 私は、剣道をやめた。辛すぎたから。

 凪には軽蔑した、、それでも作り物の視線を送られて。






 それから私は、孤児院で生活して行った。

 自暴自棄になり、その結果、、、、、、、、、

 干からびた。

 






 
 「柏木さん??」

 私を呼ぶ声でハッとわれに返った。

 「はい?」

 「いや。大丈夫?」

 佐倉冬稀が尋ねてくる。

 「あ・・・ああ。はい。」

 
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