干物女に一滴の雫を・・・
 「今日は~、朝から会えるなんて~~・・・・・

 ・・・なに?

 会話中断。キミジマさん、こちらガン見。

 ・・・???

 あ!アレか?キモいって顔に出てたとか??

 いやいやいやいや。

 私は自他共に認める、アニヲタであり干物であり

 ポーカーフェイスでもある。

 出てるはずが・・・・・・

 「かわいいですわね~。この子。佐倉様の弟さんだったり??」

 ・・・ああ゛・・・・。

 「いや。今日から転校してきた子だよ。」

 「そうなのですか!やはり佐倉様はお優しい。」

 キミジマさんが言うと、冬稀さんはまだニコニコしながら言った。

 「ありがとう。」

 「こんなにお綺麗な顔をしていらっしゃるのだから、やはり

 この方も?」

 ・・・何のお話でしょうか??

 「そうだね。考えておくよ。でも女の子だからね・・・。」

 ハイ。来た。

 誰もがきっとこれから下げるでしょう。アホ面。

 「・・・あ。女性でいらしたの??」

 
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