甘い恋には遠すぎて
◆一臣side◆
『アッハハハハ、お前それでレイナがシャワー浴びてる隙に、すごすご逃げ帰ってきたわけ?』
俺は貴也の夕べの話しを聞いて大爆笑中。
だって女が、いただいちゃって下さいと言わんばかりにいるのに、すごすご逃げてきたんだと。
極めつけに
『だって俺、ハジメテだったんだもん……。』
だと!!も〜〜腹が痛くてしょうがねぇ!!
『それにさ、やっぱりハジメテは、好きな人と………』
あ〜もうダメ貴也の言葉が最後まで耳に入らない。可笑しくて涙がでる程笑った。
テメェは、女かっっ!!
どうりで夜中、レイナからガンガン着信があったはずだ。
面倒だから出なかったけどな。