甘い恋には遠すぎて
姉ちゃんが変な事言い出すからビックリしたが、俺はみや美ちゃんに電話をしてみる事にした。
とりあえずイヴに誘う!!
神様どうか告白するチャンスを!!
『もしもし?』
『もしも〜し、貴也だけど。』
『どうしたの?』
まずは水族館に行けなくなった事を謝った。
みや美ちゃんは、全然気にしないでいいよと言ってくれた。
『でさ……クリスマスイヴなんだけどさ、空いてるかな?』
言った、言ったぞ〜〜!!
『えっと……ごめんね、莉奈と約束してるから……。』
撃沈……。
あっという間に俺は、断られてしまった。
一気に体中の力という力が抜けていく気がする。
『そ、そ、そっか。また電話するね。』
そう言って電話を切った。
ハァ〜〜残念……。
なんだかヤル気が失せて俺はそのままベッドにひっくり返ったんだった。