甘い恋には遠すぎて
彼女と話すようになり、DVの事も相談され、俺は、ついに自分の気持ちまで打ち明けてしまった。
貴女が好きです……と。
きっと夏稀の弱っていた心の隙間を狙っていたのかもしれない。
そうして間もなく俺達は男と女の関係になった。
幾度となく抱き合い、キスを交わした。
まだガキ丸出しだった俺は、いつか夏稀を助ける事が出来ると信じてた。
夏稀が旦那と別れて、俺と一緒に……なんてな。
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