black-and-white
『ふふ、よほど大切にしてるのね』




何を?



俺は疑問に思いながらも要と正吸のいる方へ行った。



そこには楽しく話している正吸と要の姿が。



要の表情が変わる度に胸が締め付けられた。



笑ったり。



膨れたり。



怒ったり。



泣いたり。



いろいろな表情をする要。



毎日、見ていたい。



そう思う俺は変態みたいだ。



俺はその考えをすぐに消した。



そこに彼方と正吸の言葉が頭によぎる。




『ふふ、よほど大切にしてるのね』



『おお、こえっ。何々?ヤキモチ?』



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