black-and-white
要から一歩離れて返事をした。




「そっか!ならいいんだ!」




ニコッと笑う要。



その時、俺の中にあった謎が一本に繋がった。



……───。



………………そうか。



俺は、この笑顔が見たいんだ。



この笑顔を俺に向けてほいしいんだ。



要が…───好き、なんだ──。



こんなことに気づかなかったなんて。



…………笑える。



だから、要って下の名前で読んでたんじゃん。



俺、バカだ。




「……で、要は1人でこちらに来て。何をしに来たのかしら」
< 107 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop