black-and-white
優しそうな理事長。



でも、真剣な表情になることも多々。




「失礼しました」



「…失礼しました」




わたしから2、3歩遅れて冬馬君が出る。




「よかったな」



「うん!」




わたしは冬馬君に最高の笑顔を見せた。



そこで、冬馬君が顔を隠す。



な、なに?!



わたし、なんか変だった?



「ど、どうしたの?」



「いや、何でもない……」




その様子を見る限り、何でもなくないですよね?



でも、無理矢理聞き出すのも駄目かな…?




「そ、そっか…。なら良いや」


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