black-and-white
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「おはよー」
「おはよー。要」
「……あ…おはよ」
昨日の夜のは夢ではないかと何回も思った。
でも、朝目が覚めれば夢ではないと思い知らされて。
真緒ちゃんと一緒に教室まで行く。
わたしたちの教室まで来たら、中に入るのを戸惑った。
あの時した匂いは、確かに血の匂いだった。
しかも、わたしたちの教室から匂いがした。
そして、その教室の前に冬真君が立っていた……。
もう1つ。
澪のあの態度。
なにか隠しているであろうあの態度。
明らかに変だった。
そもそもなんで澪は夜の校舎にいたのか。