black-and-white




***




「……しー。高橋!」



「……はい?」



「はい?…じゃないわ、アホ。昼寝か?」




昼寝……。




ガタンッ




急いで椅子から立ち上がる。



昼寝してたの?!



昨日あんま寝てないからだ!




「…いきなり立つな。びっくりするだろ」



「す、すみません!以後気を付けます」



「たくっ……」




先生はそう言って教卓へ戻って行った。



隣を見ると、冬真君は起きている。



こういうときに限ってなんで起きているんだ……。




「高橋!!」



「はい!」



「お前、また昼寝かー?」



「ち、違いますよ。反省してたんです…」



「はぁー…」
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