black-and-white
感心する先生とは反対に目を覚まして先生を見、青ざめる冬真君。



「いや、そうじゃなくて…」



「よーし、冬真も参加だな。始めるぞー」




肩を落とす冬真君に笑いが込み上げてきた。




「ここが、X=5で……」



「はぁ…」




冬真君は黒板に向かって書いている先生に対してため息を吐いてノートを出した。



冬真君、頭良いからこんな補習受けなくても大丈夫な気がするけど…。



まあ、昼寝してたんだししょうがないかな。



そこからわたしは真面目に授業を受けた。





***





「たくっ、お前は真面目で成績も良いんだから昼寝なんてするなよ……」
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