black-and-white
補習が終わり、昼間の説教を今受けている。



冬真君は補習が終わるとさっさと帰ってしまった。



聞きたい事、あったんだけどな。



「すみません……」



「まさかお前が昼寝するなんてな。夜遅かったのか?」



「あ、まぁ…」




曖昧な返事をして先生は少し呆れた様子だった。



一応寝たけど、いつ寝たかなんて覚えてないし。



寝不足と言えば寝不足かな。




「気を付けろよ」




そう言って先生は教室を出て行った。



わたしは鞄に問題集を入れて寮に戻る。



真緒ちゃんも今日は図書室に行っていないだろう。
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