black-and-white
じゃあいつ死んでもおかしく無いの?




「そ、なんだ……」



「……だから、正吸から命令されればいつでもお前を守れる」




歩いて行く先行く先は闇に近い暗いところだった。



誰かが居るような気配なんてない。



静かな場所が続いた。




「……ねえ、正吸って何歳なの?」



「かれこれもう150歳になるって聞いた気がする」



「へぇ……」



少し驚いたが顔には出さないようにした。



もうちょっと若いと思ったんだけどな。




「吸血鬼なら普通の年齢だ」




じゃあ、冬真君もそのくらい生きるのかな。




「俺はまだ15歳だからな」




少し図星を疲れる。



何歳かなって考えてたのは事実だ。
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