black-and-white
サーと血の気が引いていくのがわかった。



だって……!!



授業……!



「よく寝てたからな。やっぱ人間だ。夜は寝るしかない」



「いや人間なら当たり前……って!そんな悠長なこと言ってる暇ないし。授業……てか学校サボってるよー……」




冬真君はなぜそんな冷静でいられるのだろう。



焦ってる自分がバカみたいだ。




「……理事長のとこ、行くぞ」



「なんで?」



「行けばわかる」




疑問だらけのわたしとは違く、冬真君はすたすたとどこかに向かって行く。



着いた場所は小さな部屋。



部屋の奥には鏡があった。
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