時の皇子と記憶の舞姫
「ちょっ…なんで!?」
「うるせぇ。いいから黙ってろ。」
「だっ…だってあたし…。」
今、あたしは蒼刃に抱っこされている。
…って待って。どうしてこうなったんだっけ…?
「いくら最近あったけぇからって、庭で寝てたら風邪ひくっつの。」
「え…あたし…中庭で…?」
「ああ。ぐーすか寝てたんだよ。だから俺が拾ってやったってわけ。」
「なっ…!!ぐーすかなんて寝てないもん!!」
「そうかよ。まぁとりあえず暴れんな。大人しくしてろ。」
「…。」
蒼刃はあたしを抱きかかえる腕の力をぐっと強めた。
蒼刃の強い鼓動が直に聞こえてきて、顔が熱い。
でもなんだか納得がいく。
温かくて心地が良かったのは…
「蒼刃だったから…だね。」
「うるせぇ。いいから黙ってろ。」
「だっ…だってあたし…。」
今、あたしは蒼刃に抱っこされている。
…って待って。どうしてこうなったんだっけ…?
「いくら最近あったけぇからって、庭で寝てたら風邪ひくっつの。」
「え…あたし…中庭で…?」
「ああ。ぐーすか寝てたんだよ。だから俺が拾ってやったってわけ。」
「なっ…!!ぐーすかなんて寝てないもん!!」
「そうかよ。まぁとりあえず暴れんな。大人しくしてろ。」
「…。」
蒼刃はあたしを抱きかかえる腕の力をぐっと強めた。
蒼刃の強い鼓動が直に聞こえてきて、顔が熱い。
でもなんだか納得がいく。
温かくて心地が良かったのは…
「蒼刃だったから…だね。」