レンアイ 遊興




『空くんっ頑張ってね』

『私たちみーんな空くんを応援してるからっ』


そう言ってオレにたかってくる女子達。


『頑張るよ』


『『『きゃーーっ』』』


微笑めば歓声があがる事なんて、いつもの事だった。


オレはそんな事別に気にしていないのだが、そんなオレの存在がうざい奴も多いらしい。


と、肌で感じたのが、オレが今から行う騎馬戦。


今日は体育祭。そして最後の競技であるだけあり、周りの盛り上がりはハンパない。


オレは体操服を脱ぎ、上半身裸になるとそれだけで歓声が起きる。


オレを支えてくれる騎馬の下の奴からも、とてつもなく嫌な視線。


別に気にしないけどさ。




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