レンアイ 遊興
なにか心に

◇…危ないつくし





いい天気だなあ。


なんて窓の外を見ていると、

いきなり窓が開いて、ブオンと風が顔に当たった。


「目、まんまるー」


そう言って笑う朱音に、ぶうと頬を膨らませる。


「話しかけてんのにずっと外見てるんだもん。何考えてたの?」


「いい天気だなあ…って」


そう言うとまったく…、と声を漏らし


「つくしはなんか抜けてるのよ」


って言う朱音。


「ん…ごめん」


「別にいいんだけどさ。ところで今日の放課後空いてる?」


微笑みながら言う朱音に、私はうんと返事を返した。


今日は特に何もないし。いつもみたいにカラオケでも行くのかな?


なんて思っていると


「あ、ごめん電話」





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