レンアイ 遊興
え〜、ケチィ〜
なんて言いながら腕に絡まってくる女子。
内心イライラしながらも頑張って笑顔を作って言った。
「ごめんね。今探し物してて急いでるんだ」
「え〜、何探してるのぉ?あたしも手伝ってあげるよぉっ!」
なんて、にこにこしだした女子にため息をつきたくなる。
「図書室の鍵だよ」
どうせ持ってないんでしょ、
なんて思いながら、この女子から離れることを半分諦めながら言った。
だけど返って来たのは意外な言葉で。
「あぁ!副会長が言ってた鍵のことぉ?」