レンアイ 遊興
目の前に突然現れた他の男子が私の瞳を捕らえた。
え、ちょっと待ってよ!
って言いたいけど、体が固まっちゃって声も出ない。
「あ…う…」
やっと出た声はとても情けなくて。
「聞いた?今の声」
「やっべ、ちょーかわいい。…ちょっとくらいいいよね?」
「ひゃっ」
太股に手をおかれ、反射的に声をあげてしまった。
「いや…だぁ」
「何?聞こえないよ?」
ニヤニヤする男子に私は涙を浮かべる事しか出来なくて。
もうやだ、誰か助けてよぉっ!