レンアイ 遊興




完全に目が据わっちゃってる。


「わかったな?」


拓ちゃんがもう一度低い声で言うと


「生徒会副会長だからってなんだよ、いい奴ぶって」


なんて男子達が言ってるから、拓ちゃんはもっと低い声で


「さっきの撤回。今すぐに来い」


なんて言って、男子二人の肩を掴んで歩き出す。


それと同時に自由になった私の腕。


すごい力で掴まれてたのに…。

拓ちゃんはそれを簡単に解いてくれた。





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