レンアイ 遊興
いや、酒のせいだ。
全部酒のせいなんだよ。
自分に言い聞かせるように、頭の中で繰り返す。
「えへへ」
だけど、目の前にいるつくしを見ると歯止めがきかなくて。
ほんのり赤い頬に、
へにゃんと笑ってオレに手を差し延べる姿が可愛くて。
つーかさ
「そりゃ、そりゃ」
これで寝返りなんて打って見な。
こんな短いスカートで、今にも見えそうなのに…。
胸元なんてはだけて、谷間なんてはっきり見えてるし、下着だって角度変えたら見えそうだ。
「オレだって男だよ?」
崩れる理性をかき集めて言った真剣な言葉は
「わかってるよぉ?」
つくしの言葉であっさりと崩れた。
意味をわかって言ってんだかなんだか知らないけど…
「もう、知らないから」
プチンとつくしの背中にある金具に手をかけた。