レンアイ 遊興




劇の衣装のままの私は、露出度が高くて。


そのままでもあらわになっている太股を空が撫であげる。


空の位置から見えてるのかな。


もう少し上まで撫であげちゃえば、絶対に見える。


空にならいいや…。



空。


空?


好きだよ。




「オレだって男だよ?」


そんなこと


「わかってるよぉ?」


ちゃんと意味も、理解してるつもりだよ?



ほんのりピンクに染まる空の頬。


もっと見たいよ。


私の知らない空を

もっと見せて一一…。



「もう、知らないから」


その言葉と同時に背中に手を回されて、ふわっと体が浮いたかと思ったら、

プチンと音を立てて胸の締め付けが外された。




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