レンアイ 遊興
びくっと肩が震える。
「つくし、起きたの?」
えっと…この声は、
「そ、空?」
「うん。入っていい?」
カーテン越しにゆらりと動く影。
入って…いい!?
「えっ、ちょっと待って!」
慌ててホックを付けなおして、乱れた服装と髪の毛を手を直して
ふーっと息を吐く。
「ど…どうぞっ」
私の言葉の後に、シャッと音をたてて開いたカーテン。
「よく眠れた?」
そこから執事姿をした空が現れて。
「う、うん」
夢を思い出して恥ずかしくなる。
空が直視出来ないよぉ。